はじめに
秋の散歩は涼しくて気持ちもよく、愛犬とのお散歩時間がいちばん楽しく感じられる季節ですね。
ただその一方で、秋は犬にとって「拾い食いの危険が増える季節」でもあります。
落ち葉の下に隠れた木の実や、見慣れないキノコ。何気なく口にしてしまうと、嘔吐や下痢などの体調不良を起こすこともあり、場合によっては命に関わることも。特に小型犬やシニア犬は注意が必要です。
- 秋になると落ち葉の中に木の実が増えて心配
- 愛犬がどんぐりや栗をクンクンしてヒヤヒヤする
- キノコや植物を口にしそうになる
- 何が危険なのか正直よくわからない
- 万が一食べてしまった時の対処法を知っておきたい
実際にあったヒヤッと体験

我が家の愛犬はボール遊びが大好きで、散歩中も地面に落ちているものに興味を示すことがあります。
ある日、いつもの公園で白くて丸いものをくわえて離さなくなったことがありました。見た目は野球ボールのようだったので、子どもたちの忘れ物かな?くらいに思っていました。
ところがよく見ると形が少し不自然で、嫌な予感がして口から出させて確認したところ、それはボールではなくキノコでした。
急に心配になりその場でスマホ検索をしました。それは「「おにふすべ」という種類のキノコで、毒性はないものでしたが、もし毒キノコだったら…と思うと本当に怖い経験でした。
それ以来、秋の散歩では慣れた公園や道であっても、地面をより注意深く見るようになりました。
秋に犬が口にすると危険な植物・木の実
どんぐり

公園や街路樹の下に落ちているどんぐりは、見た目はかわいらしいのですが、犬が食べてしまうのは危険です。
どんぐりにはタンニン(ポリフェノールの一種)が含まれており、摂取すると嘔吐・下痢・食欲不振を引き起こすことがあります。大量に食べると腎障害を起こすこともあるため注意が必要です。
銀杏(ぎんなん)

銀杏並木の下に落ちている銀杏は、人間にはおいしい秋の味覚ですが、犬にとっては中毒のリスクがあります。
原因は メチルピリドキシン という成分で、嘔吐・下痢・ふらつき・けいれんを引き起こすことがあります。特に小型犬は注意しましょう。
栗

秋の味覚である栗は、外のトゲトゲのイガが足や口に刺さる危険があり、実も大きいため喉に詰まりやすいです。消化にも負担がかかるため、嘔吐や下痢の原因となることがあります。
キノコ類
秋は美味しいキノコの季節です。しかし犬が散歩中に、落ち葉の間から出ているキノコをかじってしまうケースも少なくありません。
野生のキノコは種類を見分けるのは難しく、中には強い毒を持つものもあります。「キノコはすべて危険」と考えて犬を近づけないことが鉄則です。
トチノキの実

山道や公園で見かけることのあるトチノキの実。見た目は栗に似ているのですが、犬にとってはさらに危険な実です。
グリコシドとサポニンという有毒成分を含んでおり、嘔吐・下痢・ふらつきなどの症状を引き起こすことがあります。
ヒガンバナ

秋のお彼岸に咲く赤い花で、美しいですが全草に リコリン という毒を含んでいます。特に球根の毒性が強く、かじるとよだれ、嘔吐、下痢、重症の場合はけいれんを起こすこともあります。
犬が誤って食べてしまったときの症状
危険な植物や木の実を食べた場合、以下の症状が出ることがあります。
- よだれが増える
- 嘔吐・下痢
- 食欲不振
- ぐったりして元気がない
- ふらつき、けいれん
症状が軽くても自己判断せず、すぐに動物病院へ相談しましょう。その際、食べてしまった植物や実をスマホで撮影しておくと診療に役立ちます。
飼い主ができる予防対策
散歩中の工夫
常に愛犬から目を離さないことが大切です。
- リードは短めに持ち、拾い食いしないようコントロールする
- 公園や街路樹の下など、木の実が多く落ちている場所は避ける
- 落ち葉や草むらに顔を突っ込まないよう注意する
家庭でのしつけ・習慣
「ちょうだい」「離して」などのコマンドを日頃から練習しておくことで、拾い食いを防ぎやすくなります。
秋の散歩「飼い主側の変化」
秋の散歩は楽しい反面、地面にある小さな木の実やキノコは本当に見落としやすいです。特に落ち葉が多い場所では、犬よりも先に危険を見つけるのが難しいこともあります。
そのため最近では、できるだけ見通しの良い道を選んだり、足元に注意しながら歩くようになりました(それでも愛犬のクンクンにはかないませんが…)。
まとめ
秋の散歩は楽しい時間ですが、犬にとっては危険も潜んでいます。特にどんぐり・銀杏・栗・キノコ・トチノキ・ヒガンバナには注意しましょう。
拾い食いを防ぐには、日頃のしつけと散歩中の観察がとても大切。もしも口にしてしまった場合は、早めに動物病院へ相談することが愛犬を守る一番の方法です。
秋の気持ちいい散歩を、可愛い愛犬と一緒に安全に楽しんでいきたいですね。





コメント