はじめに
犬をお迎えするとき「毎年どのくらい医療費がかかるんだろう?」と気になりますよね。実際、フード代やトリミング代はイメージしやすくても、病院代はなかなか想像がつきません。
我が家の愛犬は現在5歳。大きな病気や手術はありませんが、それでも健康診断やワクチン、フィラリア予防に加え、胃腸炎や誤飲など予想外の通院もありました。
そこで今回は、4歳の1年間に実際にかかった医療費を領収書をもとに公開します。
これから犬を迎える方や「うちもこのくらいかかるのかな?」と気になっている方の参考になればうれしいです。
- 犬の年間医療費はどのくらいかかる?
- 健康な犬でも病院代は必要?
- ワクチンやフィラリアだけでいくら?
- 急な病気ではどのくらい費用がかかる?
- 医療費の備えはどのくらい必要?
我が家(4歳・中型犬)の年間医療費を公開

- もふもふMIX犬
- 現在5歳
- ♂(オス)
- 持病なし
- ペット保険加入無
実際の領収書をもとに集計しました!
🏥愛犬4歳の1年間医療費合計は…
75,700円(税込)でした!
我が家はペット保険に入っていないので全額負担となりました。
年間医療費の内訳
まずは、実際に1年間でかかった医療費を月ごとにまとめました。健康診断や予防接種など毎年決まってかかる費用に加え、胃腸炎や誤飲など予定外の通院費も含めています。

定期的にかかる医療費

犬が健康に過ごしていても、毎年必ずかかる医療費があります。例えば、
- 狂犬病予防接種
- 混合ワクチン
- フィラリア・ノミ・ダニ予防薬
- 健康診断
などです。これらは病気の治療ではなく「病気にならないため」の予防のための費用です。
我が家では、毎年春に健康診断とフィラリア検査を一緒に受け、予防薬もまとめて処方してもらっています。春はどうしても出費が集中しますが、愛犬が元気に過ごすためには欠かせないイベントのひとつですね。
予想外だった医療費
ワクチンやノミダニ・フィラリア予防薬そして健康診断は毎年恒例の医療費となりますが、今回は予想外の医療費についてお話していきたいと思います。こうした費用は事前に予想していなかったため「健康でも思わぬ出費はあるんだな」と実感しています。
胃腸炎
普段はおなかは丈夫な方なんですが、今回は冬の早朝から嘔吐からはじまり、そのあと頻回な下痢が続き、最後は血便まで出たのでかなり心配しました。
平日の昼間だったので、すぐに診て頂くことができたのは幸いでした。
診察の結果「胃腸炎」とのことで、その場で注射を打ってもらい、内服薬をもらって帰宅。処置が効いたのか帰宅後は嘔吐もおさまり、下痢の回数も減っていきました。
誤飲
パピー期に誤飲を数回経験していたので、かなり気をつけていました。しかし、ある日なにかを口に入れているような仕草をしているのを発見。
無理に出そうとすると、取られまいとして「ごくん」と飲んでしまうので、おやつを交換しようと準備しに部屋を出ました。そして、おやつを与えたのですが、口の中には特になにも見当たらず…
「見間違い?」とも思ったのですが、もしも誤飲していたら…と思うと怖くて、すぐにかかりつけ病院に走り、おなかのエコーで確認していただきました。
結果的には何事もなかったのを確認できたのですが「もし本当に飲み込んでいたら」と思うとゾッとします。
車酔い
我が家の愛犬はパピー期のころから車酔いがあります。普段のお出かけは問題ないのですが、長距離であったり、山道などのクネクネした道を通ると吐いてしまうことがあります。
今回は1泊旅行が2回あったので、いつもより多めに処方してもらいました。車酔いは病気ではありませんが、旅行や帰省を楽しむためには欠かせないお薬です。愛犬にとっても移動の負担が少なくなるので、必要な医療費のひとつだと考えています。
年間医療費を抑えるために意識していること
なるべく病院にかからなくてもいいように、普段から気をつけていることがあります。
健康診断を受ける
これは先代犬を思わぬ病気で亡くした経験から、今のもふもふ犬が1歳になったと同時に毎年「健康診断」を受けています。いまのところ特に異常はなく元気に過ごしていますが、もしも血液検査の結果、異常が見つかっても、すぐに対処できるよう心掛けています。
☑️我が家では1歳から毎年健康診断を受けています。1歳から健康診断を始めた理由や検査内容については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
毎月の予防薬を忘れず投与する
我が家は「ネクスガードスペクトラ」を毎月飲ませています。飲み忘れのないよう、カレンダーに飲ませる日付を書いておく・薬の外装にも飲ませる月を書いて気をつけています。
毎日の歯磨き
犬の唾液はアルカリ性なので、虫歯にはなりにくいようです。でも年齢とともに、歯石や歯周病はやっぱり心配で…。
歯石除去は全身麻酔が必要になることも多く、費用も数万円かかる場合があります。そのため、毎日の歯磨きは将来の医療費を抑える意味でも大切だと感じています。
誤飲防止策をしっかりする
我が家の愛犬はパピー期からなんどか誤飲事故を起こしています。もちろん飼い主側の不注意であるので、誤飲しないようできるだけ対策をしています。
もしもなにか口に入れていても、大声を出したり無理に口内に手を入れようとすると、余計に飲み込む危険性が高まるので気をつけています。
日頃から全身の観察を
散歩から帰ってきたら、すぐに室内に入るのではなく、まず外で軽くブラッシングをします。もふもふ犬なので、草やゴミ・ノミやダニといったものが付いていないかしっかりチェック。
またケガやなにか刺さっていないか「肉球」も見るだけでなく触って確認も。日頃のケアのついでに観察もする…こうすることで「いつもとの違い」を見逃さないようにしています。
犬の医療費についてよくある質問

- QQ 健康な犬でも毎年病院代はかかる?
- A
はい、健康であっても毎年必ずかかる「予防費」があります。
怪病気やケガをしていなくても、愛犬が健康に暮らすために以下のような費用が毎年必要です。
- 狂犬病予防注射(法律で義務付)
- 混合ワクチン接種(感染症を防ぐため)
- フィラリア・ノミ・ダニの予防薬(春〜秋、または通年)
- 定期的な健康診断(年に1〜2回)
我が家のように病気がほとんどなくても、予防医療だけで年間5万円以上かかっています。あらかじめ予算に組み込んでおくと安心ですね。
- Qペット保険に入ったほうがいい?
- A
「万が一の高額な出費に備えたい」「自分で医療費を貯蓄できる」によって、必要性は人それぞれ異なります。ペットには人間のような公的医療保険がないので、自由診療となり治療費が全額自己負担になります。
- 入った方がいい人: 手術や長期の通院など、突然の数十万円単位の出費に不安がある人。
- 入らなくてもいい人: 「愛犬用貯金」として毎月お金積み立てたり、急な高額医療費にも自己資金で対応できる人
年齢や犬種によって月々の保険料が変わるので、一度シミュレーションしてみるのがおすすめ。ちなみに我が家は保険には加入せず、毎月医療費を積み立てる方法を選んでいます。どちらが正解ということではなく、ご家庭に合った備え方を選ぶことが大切だと思います。
- Q医療費は犬種によって違う?
- A
違います。基本的には「体の大きさ」に比例して高くなる傾向があります。
動物病院で処方されるお薬や予防薬、麻酔の量などは犬の「体重」を基準に計算されることが多いためです。そのため、チワワなどの超小型犬に比べると、レトリーバーなどの大型犬の方が1回あたりの費用が高くなりやすいです。
また、犬種ごとに「遺伝的にかかりやすい病気」があるので、犬種によって将来的に必要となる医療費の傾向が変わることもあります。
中型犬の我が家でも、予防薬だけで年間3万円以上かかっています。大型犬になるとさらに高くなるケースもあるため、犬種や体格も考慮して予算を考えておくと安心ですね。
- Q犬の年間医療費は平均どのくらい?
- A
病気やケガの治療費だけを見ると、年間平均は約9万円です。(参考データ:アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査」より)
ペット保険大手の調査によると、犬の1年間の「ケガや病気の治療費」の平均は約8万9,000円。
これはあくまでも「平均値」。健康でほとんど病院に行かなかった年は数千円〜1万円程度で済むこともあれば、手術や入院が必要になると数十万円以上かかるケースもあります。
さらに、狂犬病予防接種や混合ワクチン、フィラリア・ノミ・ダニ予防などの毎年必要な予防費も別途かかります。そのため、愛犬の医療費としては、年間10万円前後を目安に準備しておくと安心です。
ちなみに我が家は比較的健康な1年間だったため、平均よりやや少ない金額で済みました。
- Q春はお金がかかるって本当?
- A
本当です。春(3月〜5月頃)は、愛犬の「予防シーズン」が重なるためどうしても出費が多くなります。
- 狂犬病予防注射の時期(4月〜6月)
- フィラリア予防の開始(蚊が出始める時期)
- ノミ・ダニ予防の開始(暖かくなる時期)
春は1年で最も医療費が集中する時期。我が家でも毎年「春は医療費がかかる月」と考えて、あらかじめ準備するようにしています。
まとめ
愛犬が健康に過ごしていても、毎年かかる医療費は意外とかかるものです。我が家の4歳の愛犬では、1年間で約75,000円かかりました。
その内訳を見ると、半分以上はワクチンやフィラリア予防薬、健康診断などの「予防医療」です。もちろん、胃腸炎や誤飲のように予想外の通院が増えれば、その年の医療費はさらに高くなることもあります。
今回の記事でお伝えしたいのは、「犬を飼うとこれだけお金がかかります」ということではなく、元気なうちから医療費を準備しておくことの大切さです。
毎月少しずつ積み立てたりペット保険を検討したりと、自分たちに合った備えをしておくことで、もしものときも安心して治療を受けさせてあげたいですね!


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