犬が血混じりの嘔吐…腹部エコー検査を受けた体験談|費用や検査内容も紹介

犬が血混じりの嘔吐…腹部エコー検査を受けた体験談|費用や検査内容も紹介 ケア《CARE》

はじめに

ある日の夕方、それまで元気にしていた愛犬が、突然血の混じったものを2回吐きました。

今まで胃液を吐くことはあっても、血が混じっていたのは今回が初めて。「えっ、すぐ病院に連れていかなければ!」とあたふたしながら、かかりつけ病院の診察時間を確認するとまさかの休診。

落ち着いて観察すると、嘔吐はしたものお腹を痛がる様子もなし。うんちもいつも通り。なんならボールを持ってきて遊びはじめる…。「このまま様子を見ても大丈夫かな?」と一晩様子をみました。翌日も元気にしていたのですが、お昼過ぎに真っ黒な便が出たので、あわてて病院へかけこみました。

動物病院を受診し、はじめての腹部エコー検査をうけることに。幸い異常はなく、薬をもらって様子観察となりました。

この記事では、実際に腹部エコー検査を受けたときの流れや費用、検査で分かったことを、体験談を交えながらご紹介します。

これから検査を受けるか迷っている飼い主さんの参考になれば幸いです。

こんなお悩みありませんか?
  • 犬の腹部エコー検査の費用を知りたい
  • 血混じりの嘔吐はすぐ病院へ行くべき?
  • 腹部エコーでは何が分かるの?
  • エコー検査は痛い?麻酔は必要?
  • 実際に受けた人の体験談を知りたい

血混じりの嘔吐で動物病院を受診

病院のイメージ写真

いきなり血が混じったものを吐いた

その日は、特に体調がすぐれないといったこともなく、朝からふだん通りに過ごしていました。夕方のお散歩に行く準備をしはじめたころ、「うえっ、うえっ」とえずく声が聞こえました。

もともと空腹時に少し嘔吐することはありました。しかし、今回はいつもの胃液ではなく、血が混じった嘔吐でした。

動物病院で腹部エコーを勧められた

2回嘔吐しましたが、その日はかかりつけ病院もお休みで、嘔吐以外の症状がなかったので、1日様子をみることに。翌日も、普段通りの食事を摂り元気にしていました。しかし、真っ黒な便が出たので、すぐ病院へ。

嘔吐したもの・便も持参していったので、それを見せると「これはやっぱり血だね、元気だけどエコー検査をしましょう」と言われました。

「この前の健康診断では異常なしだったから、大丈夫と思うけど…」と思う反面、「もし重大な病気だったら」という不安もあったのでお願いしました。

犬の腹部エコー検査とは?

どんな病気を調べる検査?

腹部エコー検査(超音波検査)は、お腹の表面に超音波を出す器具を当てて、体内の臓器を映像で観察する検査です。レントゲンでは見えにくい胃や腸の状態、異物、臓器の様子まで詳しく確認できます。

検査時間・痛み・麻酔の有無

腹部エコー検査(超音波検査)は基本的には痛みはなく、麻酔も必要ありません。お腹に機械をやさしく当てるだけです。

検査時間も、状態や調べる範囲によりますが、我が家の場合は約10分程度でスムーズに終わりました。

腹部エコー検査にかかった費用

 【今回の受診でかかった費用】

診察料800円
腹部超音波検査(腹部エコー)4,000円
皮下注射(吐き気止め)2,000円
胃腸薬(7日分)1,680円
制吐剤(2回分)900円
合計10,310円(税込)

腹部エコー検査だけを見ると4,000円でしたが、診察料や薬代などを合わせると1万円を少し超える金額になりました。

☑️1年間に実際どれくらい医療費がかかるのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています

結果は異常なし。でも受けてよかった理由

今回検査では、幸いにも「異物の誤飲なし」「内臓の大きな炎症や腫瘍などもなし」というものでした。一時的に胃の粘膜が荒れて出血したのだろうという診断で、お薬をもらって帰宅。

結果として「異常なし」でしたが、私は「本当に受けてよかった」と思っています。

もしエコー検査をせずに「ただの胃炎かな」と様子を見ていたら「本当は何か変なものを飲み込んでいるんじゃないか…」「重大な病気が隠れていたらどうしよう」と、ずっと不安を引きずっていたと思います。

1万円は決して安い金額ではありません。

それでも「異物はない」「大きな病気ではない」と確認できた安心感は、お金には代えられないものでした。

☑️健康診断について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ

犬の腹部エコー検査についてよくある質問

疑問のイメージ
Q
腹部エコー検査は絶食が必要?
A

一般的には事前に絶食(絶水)をしてから受けたほうが、より正確な検査ができます。 胃や腸の中に消化されていない食べ物やガス(空気)がたくさん残っていると、それが邪魔をして超音波が奥まで届かず、臓器が綺麗に写らなくなってしまうことがあるためです。しかし、今回のように「突然吐いた」という緊急の受診の場合は、その時の状態に合わせて先生が判断して検査を行ってくれます。事前に受診の連絡をする際、食事の有無について確認しておくとスムーズです。

Q
毛は剃る?
A

基本的にはお腹の毛を剃ることが多いです。 毛と皮膚の間に空気が入ってしまうと、超音波がうまく伝わらず画像が不鮮明になってしまうためです。我が家の愛犬は、もともと暑さ・毛玉対策として腹部の毛は剃っていたので、そのまま検査を受けました。 どうしても毛を剃りたくない事情がある場合や、毛がとても薄い場合は、剃らずにアルコールやゼリーを多めに塗って対応することもあるそうなので、事前に相談してみるのも一つです。

Q
痛みはある?
A

痛みはありません。 ゼリーを塗った機械をお腹の表面に滑らせるだけなので、痛みや苦痛はありません。ただ、お腹を触られるのが苦手な子や、ひんやりするゼリーに驚いて少し緊張してしまう子はいます。

Q
ペット保険は使える?
A

ペット保険に加入している場合、多くのプランでエコー検査の費用も補償対象になります。 しかし「健康診断」として受けるエコー検査は対象外になることが一般的です。今回のように「血混じりの嘔吐という症状があり、原因を調べるための治療の一環(検査)」として獣医師が必要と判断した場合は、基本的には保険が適用されます。ご自身の加入プランを確認しておきましょう。

Q
血混じりの嘔吐が1回だけなら様子見でもいい?
A

血が混じった嘔吐が見られた場合は、自己判断せず、できるだけ動物病院へ相談しましょう。

犬が血を吐く原因はさまざまで、軽い胃炎から異物誤飲から消化管の病気まで、見た目だけで原因を判断することはできません。

一方「1回だけ吐いたものの、その後は元気で食欲もあり、便も普段通り」という場合は、緊急性が高くないケースもあります。

まずは以下のポイントを確認し、かかりつけの動物病院へ電話で状況を伝えて指示を仰ぐと安心です。

  • 吐いた血の色や量(薄いピンク色・鮮血・茶褐色など)
  • 愛犬の様子(元気や食欲はあるか、ぐったりしていないか、お腹を痛がっていないか)
  • その他の症状(下痢、黒い便、発熱などはないか)

また、受診する際は吐いたものを持参するか、難しい場合はスマートフォンで写真を撮っておくと診断の参考になります。

まとめ

愛犬が血混じりの嘔吐をすると「大きな病気だったらどうしよう…」と、とても不安になりますよね。

今回、我が家では腹部エコー検査を受けたことで、異物や大きな異常がないことを確認でき、安心して自宅で様子を見ることができました。

腹部エコー検査は、体への負担が少なく、麻酔なしで受けられることが多い検査です。費用は動物病院によって異なりますが、エコー検査だけなら3,000〜7,000円程度、診察料やお薬代を含めると1万円前後になるケースが多いようです。

もちろん、血混じりの嘔吐の原因は胃炎だけとは限りません。異物誤飲や消化器の病気などが隠れていることもあるため「元気そうだから大丈夫」と自己判断せず、気になる症状があれば早めに動物病院へ相談することが大切です。

言葉で体調を伝えられない愛犬だからこそ、小さな変化に気づいてあげられるのは飼い主だけ。

今回の体験が、これから腹部エコー検査を受けるか迷っている方や、突然の血混じりの嘔吐に不安を感じている飼い主さんの参考になればうれしいです。

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