はじめに
ドッグランに行くと、楽しそうに他の犬と走り回る子たちが目に入りますよね。でも、その輪に入らず飼い主とばかり遊ぶ愛犬を見て
「前はあんなに遊んでいたのに、どうして?」
「他の犬と遊ばなくなったけど大丈夫?」
「社会性がないってこと?」
そんなふうに不安になったことはありませんか?実は我が家の愛犬がまさにこの状況でした。
1歳くらいまではどんな犬にもフレンドリーで、ドッグランへ行けば必ず誰かとワンプロ(犬同士のじゃれ合い遊び)を楽しむタイプ。人も大好きで、自分から他の飼い主さんに寄って行っては撫でてもらうような子でした。
ところが1歳を過ぎたころから、少しずつ変化が。
犬同士の挨拶はできても、そのあとは他の犬と遊ばずに、飼い主とのボール遊びばかり。しつこく誘われると、唸ったり距離を取ろうとしたりすることも増えていきました。
「え、急にどうしたの?」
「このままで大丈夫なの?」
「もしケンカになったら…?」
そんな不安から、最終的に私はドッグトレーナーさんへ相談することにしたのです。
- 1歳を過ぎてから他の犬と遊ばなくなった
- ドッグランで飼い主としか遊ばない
- しつこくされると唸る・威嚇する
- ケンカやトラブルにならないか心配
- 「社会性がないのでは?」と不安
ドッグランで他の犬と遊ばない愛犬の様子

挨拶はするけど遊ばない愛犬
ドッグランに入るときは、まずリードをつけたまま他の犬とご挨拶。お互い上手に匂いを嗅ぎ合い、特に問題なく挨拶はできます。
「じゃ大丈夫かな」そう思ってリードを外すのですが、その瞬間から愛犬は持参したボールへ一直線。他の犬にはほとんど興味を示さず、飼い主とのボール遊びに夢中です。
しつこく誘われると唸ることも
「遊ぼうよ!」と近づいてきてくれる犬がいても、そのままスルー。それでも何度も誘われたり、体に手をかけられたりすると、
「ウゥゥ…」と唸って距離を取ろうとします。さらにしつこくされると、歯を見せて本気で怒り始めることも。そのたびに私は、
「ケンカになったらどうしよう」
「相手の犬にケガをさせたら…」
とヒヤヒヤしてしまうのです。
「前は遊べていたのに…」飼い主としての戸惑い
1歳までは他の犬と遊べていた
愛犬をお迎えしてからは、社会性を身につけるために積極的にドッグランには連れて行っていました。そこでは他の犬と一緒に走り回ったり、追いかけっこをしたり、本当に楽しそうに遊んでいたんです。
それなのに1歳を過ぎたあたりから、他の犬との交流をしなくなってしまいました。特に大きなトラブルや、トラウマになるような出来事があったわけでもありません。
ただ「遊ぼう!」と誘ってくれる相手に、しつこくされると威嚇する…すっかり性格が変わってしまったかのようにみえました。
本当は「迷惑をかけたくない」気持ちが強かった
正直なところ、私が一番気にしていたのは「他の人や犬に迷惑をかけたくない」ということでした。
吠えたり唸ったり、威嚇するような行動を見せるたびに、私は焦って止めようと必死になっていました。
「もしケンカになったら?」「ケガをさせてしまったら?」そんな不安が頭をよぎり、私自身がストレスを感じていたんです。
私はもともと「人に迷惑をかけてはいけない」という気持ちが強い性格。犬や飼い主同士のトラブルなどを見聞きするたびに、もし自分だったら…と胸が苦しくなることもしばしばでした。
だからこそ、できるかぎり迷惑をかけることなく仲良くしてほしかったんだと思います。
ドッグトレーナーに相談して言われたこと

「無理に遊ばせる必要はありますか?」
そこで思い切って、ドッグトレーナーさんに相談することに。
私は、「また前みたいに他の犬と遊べるようにしたい」そんな気持ちで話を聞きに行きました。
でも返ってきたのは、予想外の言葉の数々でした。
「別にドッグランに行く必要ってありますか?」「この子は他の犬と遊びたいと思っていますか?」「無理に交流させる必要はありますか?」
そう言われてハッとしました。たしかにそうかもしれません。
「この子は何が好きですか?」
そして次に聞かれたのが「この子は何が好きなの?」。
愛犬はボールが大好き。いつでもどこでもボール遊びをしています。ロープやぬいぐるみなどのおもちゃでは遊びません。とにかくボールなんです。
そのことを伝えると、「この子は飼い主さんとボール遊びしているときが一番幸せなのね、じゃボール遊びをしてあげればいいじゃない。」と言われました。
「みんな仲良く」が正解じゃなくてもいい
犬にも性格がある
私はずっと、「他の犬と仲良く遊べる=社会性がある」と思っていました。でも実際は、
- 挨拶はできる
- 無理に絡まない
- 嫌なときは距離を取る
そんな行動も、その子なりのコミュニケーションなのかもしれません。飼い主だって
- 誰とでも仲良くできる人
- 少人数が好きな人
- 一人時間が好きな人
いろいろいますよね。だからといって社会性がない!どんな人とも仲良くしなさい!と言われるとちょっと辛い…。犬も同じなんだと気づきました。
「飼い主の理想」を押し付けていたのかもしれない
振り返ってみると「他の犬と楽しそうに遊ぶ愛犬が見たい」そう思っていたのは、私自身だったのかもしれません。
もちろん、他の犬と仲良く遊べるのは素敵なこと。でも、それがすべてではない。
「この子が本当に楽しいと思える時間は何か」そこを大事にしたいと思うようになりました。
我が家が変えた“遊び方”

ロングリードを使ってボール遊び
今は人の少ない広場や公園でロングリードを使いながら、ボール遊びをしています。他の犬を気にせず、のびのび遊べるので愛犬も本当に楽しそうです。
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貸切ドッグランも活用
それでもドッグラン自体へ行かなくなったわけではありません。
ドッグランはリードなしで犬を遊ばせることのできる場所です。「交流」や「友だち作り」を目的にせず“安全に自由に走れる場所”として貸切できるドッグランを選んで出かけています。
以前より私自身も気持ちがラクになりました。
犬が他の犬と遊ばないのはダメなこと?
結論から言うと私は「ダメではない」と思っています。もちろん最低限の社会性やマナーは大切です。
でも
- 他の犬と遊ぶのが好きな子
- 飼い主と遊ぶのが好きな子
- のんびり過ごすのが好きな子
いろんなタイプがいて当然。大事なのは、「その子がどんな時間を一番楽しんでいるか」を見つけてあげることなのかもしれません。
まとめ
犬が他の犬と遊ばないからといって、決して『ダメな子』ではありません。
我が家も以前は
「もっと社交的になってほしい」
「他の犬とも仲良くしてほしい」
と思っていました。でも今は「この子が楽しいと思える時間を一緒に過ごせれば、それで十分」。そう心から思っています。
無理に他の犬と遊ばせるよりも“うちの子らしさ”を大事にすること。それこそが、飼い主としてできる最高の愛情表現だと今は思っています。


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