はじめに
地震や台風などの災害は、いつ起こるかわかりません。
愛犬のために防災グッズを準備していても「フードの保存方法」まで気にしている方は意外と少ないかもしれません。
特に夏場は、高温や湿気によってドライフードやおやつが傷みやすくなる季節。せっかく備えていた防災フードも、保存方法を間違えると、いざというときに食べられなくなってしまうことがあります。
また「防災用の特別なフードを買わないといけないの?」「いつものフードでも大丈夫?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬の防災フードを長持ちさせる保存方法や、夏場に気をつけたいポイント、我が家で実際に行っている備蓄方法まで分かりやすくまとめました。
「もしも」のときにも、愛犬がいつも通りごはんを食べられるよう、一緒に備えを見直してみませんか。
- 犬の防災フードはどう保存すればいい?
- 夏でも傷みにくい保存方法が知りたい
- 防災用は普段食べているフードでも大丈夫?
- 防災フードはどのくらい備蓄しておけば安心?
- ローリングストックのやり方を知りたい
- 防災バッグには何を入れておけばいい?
犬の防災フードはどれくらい備蓄すればいい?

犬の防災フードは最低5日分できれば7日分以上備蓄しておくことが推奨されています。
災害時は人の支援物資よりもペット用品の到着が遅れることが多く、普段食べているフードがすぐ手に入るとは限りません。特に療法食やアレルギー食の場合は、入手までさらに時間がかかることもあります。(環境省:ペットの災害対策)
普段食べているフードの1日の給与量を確認して「1日の量×5〜7日分」を目安に備蓄しておきましょう。
夏は犬の防災フードが傷む?
日本の夏は高温多湿。ドッグフードには動物性・植物性の脂質が含まれています。この脂質は、高温や空気に触れることで脂質が酸化し、風味や栄養価が低下してしまうことも…。
酸化が進んだフードは犬が食べなくなるだけでなく、胃腸に負担をかけて下痢や嘔吐の原因になることもあります。
未開封のパッケージであっても、直射日光の当たる場所・エアコンのない締め切った部屋(物置や車内など)に保管していると、品質が落ちてしまうので気を付けましょう。
犬の防災フードを長持ちさせる保存方法
フードを安全に長持ちさせるための4つのポイントをまとめました。
①空気を遮断する
ドライフードは空気に触れるほど酸化が進んでしまいます。開封後は袋の口をしっかり閉じておくのはもちろんですが
- フードストッカー
- 密閉容器
- 真空保存容器
などを活用するとより安心。また市販の脱酸素剤を一緒に入れておくのも効果的です。
②冷暗所
キッチンのパントリーや収納棚など「直射日光が当たらない」「高温多湿にならない」冷暗所が適しています。一方で、夏場の車内やベランダ、物置など高温になる場所は避けましょう。
③小分け
大袋のフードをそのまま防災用にすると、一度開封したあとに使い切るまでに時間がかかり、避難先で劣化が進んでしまいます。
防災バッグに入れる分は、あらかじめ1食分ずつアルミ製のジップ袋などに小分けして、密閉して保存しましょう。
ローリングストック法
防災用のフードは「食べずに保管しておく」のではなく、日常的に古いものから消費し、その都度買い足していく「ローリングストック」がおすすめです。
「食べ慣れたフードを常に新しい状態で備蓄できる」「食料を無駄にすることなく(捨てることなく)消費していく」
これはローリングストックの大きなメリットですね。
犬用防災バッグには何を入れる?

フード以外にも、愛犬用の防災バッグに最低限入れておきたいアイテムをまとめました。
- 飲料水(普段飲み慣れているもの、またはペット用の水)
- 食器(折りたたみ式のシリコンボウルなどが便利)
- 首輪・リード(予備も含めて)
- トイレ用品(ペットシーツ、マナー袋)
- 常備薬・療法食(必要な場合)
- 愛犬の情報メモ(ワクチン接種記録、飼い主の連絡先、写真)
これらを避難時に持ち出せるよう、一つのバッグにまとめておきましょう。
☝️我が家は必要なものを少しずつ揃えましたが、忙しくて準備する時間がない方は、防災グッズがセットになった犬用防災リュックを活用するのもいいと思います。最低限必要な防災グッズが一通り入っているので、防災対策をこれから始めたい方にもおすすめ。足りないものは、あとから愛犬に合わせて少しずつ追加していけば大丈夫です。
Paws&Prep(ポーズアンドプレップ)防災トートバッグ我が家の備え状況
犬が1日に必要とする水の目安は「体重1kgにつき1日あたり約50ml」と言われています。我が家の愛犬は体重約15㎏なので、1日に必要な水分量は約800ml。予備も含めて「2ℓのペットボトル×6本セット」を愛犬用に準備しています。
犬はミネラルを多く含む硬水を飲み続けると体質によっては尿路結石のリスクが高まることがあるため、一般的には軟水がすすめられています。
愛犬は現在持病もないので、特にこだわっていませんが市販のペットボトル水のほとんどは「軟水」なので飼い主用と同じ水を用意してあります。
我が家では、防災用として別に特別なフードは買っていません。普段食べているフードを少し多めに購入し、ローリングストックしながら備蓄する方法をとっています。またフードは1回50gずつに小分け。うちの子は環境の変化に敏感で、フードを残すことも多いので、はじめから少なめにパッキングしています。
☝️我が家では1食分ずつ真空パックしています。空気に触れにくくなるので、防災バッグの中でも酸化しにくく安心です。またコンパクトサイズになるので、たくさん作っても保管に便利です。
犬の防災フードについてよくある質問

- Q防災用フードはいつものフードでいいの?
- A
むしろ普段食べ慣れたものがベスト。 災害時の環境変化は、犬にとって大きなストレスになります。慣れないフードは食べないこともあるため、普段から食べ慣れているフードを準備します。
- Q防災フードは冷蔵庫保存した方がいい?
- A
基本はNGです。未開封のものは常温冷暗所で保管しましょう。 冷蔵庫からの出し入れによる温度差で、袋の内部に結露が発生しカビの原因になります。開封済みのウェットフード(缶詰やパウチ)が残った場合だけ、冷蔵庫で保管して早めに使い切るようにしましょう。
- Q賞味期限はどれくらいで見直せばいい?
- A
半年ごとの見直しがおすすめ。 ローリングストックをしていても、うっかり期限が切れてしまうことも。年に2回ほど、定期的に防災バッグを開けて期限をチェックしておきましょう。ちなみに我が家は「秋の防災週間」にはすべての(飼い主用も)防災グッズを点検しています。
- Q防災用のおやつも準備した方がいい?
- A
はい、準備しておくことをおすすめします。
避難生活ではいつもと違う環境で食欲が落ちる犬もいます。普段から食べ慣れているおやつがあれば
- 食欲がない時の補助
- ストレス軽減
- しつけや誘導
にも役立ちます。水分の多い生タイプよりも、乾燥したジャーキーやビスケットなど保存性の高いおやつがおすすめです。
☑️防災フードだけでなく、水やトイレ用品、避難グッズも合わせて備えておくと安心。『災害時にまとめておきたい情報チェックリスト』はこちらの記事にまとめました。
☑️フードを入れる食器も災害時には大事。犬の食器の選び方はこちらの記事にまとめました。
まとめ
犬の防災フードの保存は「適切な量」を「適切な方法で」「適切な場所(冷暗所)」がポイントです。
特別なものを準備しなくても大丈夫。普段のフードを少し多めに買い置きして、古いものから使っていく…これだけでも災害対策になります。
「また今度準備したらいいかな…」と思っているうちに災害が起きるかもしれません。
今日できる小さな備えが、いざというときに役立ちます。まずは防災フードの保存場所と賞味期限をチェックすることから始めてみませんか。




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