はじめに
「もし愛犬がいなかったら…」と考えることがあります。
そのひとつが毎日の散歩習慣です。
もともと運動が得意ではなく、わざわざ歩きに行こうなんて思ったこともありませんでした。仕事や家事で疲れている時に「さあ運動しよう」とは到底なりませんでした。また更年期のさまざまな症状にも、悩まされていた時期でもありました。
しかし、犬と暮らし始めたことで状況は一変しました。愛犬のために、気が進まない日であっても外に出て歩くように…。最初は「義務感」から始まった散歩も、気づけば心と体を整える大切な習慣になっていました。
50代・更年期の私に運動習慣をくれた愛犬

50代ともなると、体力の衰えや更年期の不調を少しずつ実感するようになります。
実際、私も「肩こり・頭痛・だるさ・うまく眠れない・やる気がでない」といった症状に悩まされていました。婦人科を受診し漢方薬を処方され、しばらく試していた時期もあります。
でもひとつスッキリしない。そんなとき気づけば、毎日の散歩が私にとって最高の運動になっていました。
- 無理のない有酸素運動
犬の散歩はウォーキングと同じ効果があり、呼吸を整え血流も良くなる。また自分のペースで歩けるので負担が少ない。 - 継続しやすい理由
自分のための運動は三日坊主になりがちだが、「愛犬のため」という目的があるので自然とモチベーションし継続しやすい。
結果的に、1日30分〜1時間ほどの散歩が「運動不足解消」「体力アップ」につながりました。
生活リズムが整うことで更年期の不調も軽減
犬の散歩は、時間があるときだけ都合よく行けばいいわけではありません。毎朝夕の決まった時間に外へ出る必要があります。
夏は暑さを避けるためにいつもより早起きをして早朝散歩に切り替えるなど、犬に合わせて生活リズムも変わります。
- 早起き習慣が身につく
朝は愛犬が鼻でツンツンと起こしにくるおかげで、休日でも規則正しい時間に起きるように。 - 夜更かしが減る
朝の散歩があるので、自然と早めに眠るようになり、生活全体のリズムが整う。 - 更年期症状が軽減
汗をかいて体を動かすことで気分がスッキリし、気づけば以前よりイライラや落ち込みといった精神的な症状も軽減。また肩こりや腰痛も楽になる。
散歩は単なる運動ではなく、心身のバランスを整える力があるのだと実感しています。
人との交流が広がり、心の支えに

散歩中には近所の人や同じように犬を連れている飼い主さんと顔を合わせます。最初は軽い挨拶から始まり、次第に会話が増えていきました。そんな顔なじみの人が増えると、散歩も楽しくなってきます。
このちょっとした交流が思いのほか心の支えになっています。
- 「今日も暑いですね」「最近できた○○ドッグラン行きましたか?」などの雑談で気持ちがほぐれる
- 犬の話を通じて共通の話題ができ、安心感を得られる
- 孤独感の解消、ストレス発散につながる
50代は子育てもひと段落し、人とのつながりが少なくなる時期でもあります。だからこそ、犬がつないでくれたご縁に感謝しています。
思わぬ健康効果も!ダイエット
散歩を毎日続けていると、少しずつ体の変化も感じるようになりました。
- 体力がつき、普段の生活でも疲れにくくなった
- 当初より歩行スピードがアップした
- 気づけば自然に体重が3キロ減っていた!
ダイエットを意識したわけではなかったのですが、愛犬と歩くことで思いがけず嬉しい結果を得ることができました。健康診断で要注意だった「コレステロール値」も改善するという効果もあり、楽しく健康を維持できています。
愛犬との散歩は人生の楽しみを広げる時間
散歩をしていると、ふだん気づかなかった四季折々の風景や自然の変化に気づくことができます。
春には桜、秋には紅葉、冬の澄んだ空気。愛犬と一緒だからこそ体感できる、小さな幸せがたくさんあります。
「自分のため」ではなく「愛犬のため」に始めた散歩ですが、気づけば心と体を整え、生活にハリをもたらす人生の楽しみになっていました。
まとめ
50代・更年期・体力の衰え…。そんな不安を抱えていた私にとって、愛犬との散歩は最高のプレゼントでした。
- 運動習慣が自然と身につく
- 生活リズムが整い、心身の不調が軽減する
- 人との交流が広がり、人生が豊かになる
- 思わぬ健康効果やダイエット効果も
もし愛犬がいなかったら、今の私はもっと不健康で不安な毎日を送っていたかもしれません。
「愛犬と一緒に歩く」という小さな日課が、50代の健康と幸せを支えてくれているのだと実感しています。
そしてこれは、私だけではなく、同じように健康や更年期の悩みを抱える方にとってもきっと大きな支えになるはず…。
愛犬との散歩は、わたしにとって何気ない毎日を豊かに変えてくれるかけがえのない時間です!
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