犬のリード選び|伸縮リードの危険性とシニア飼い主さんが安心できる使い方

犬のリード選び|伸縮リードの危険性とシニア飼い主さんが安心できる使い方 わんことの日々

はじめに

犬とのお散歩に欠かせないリード。

最近は、ボタンひとつで長さを変えられる「伸縮リード(フレキシリード)」を使う人も多いですね。
見た目は便利そうですが、実はちょっとした油断が大きな事故につながることもあります。

この記事では、伸縮リードの危険性と、シニア世代の飼い主さんでも安心して使えるリード選びについてお話しします。

伸縮リードってどんなもの?

伸縮リードの写真

伸縮リードは、持ち手の中にリールが入っていて、犬の動きに合わせて紐がスルスル伸びるタイプです。
犬が自由に動けるのは良いのですが、この「自由さ」が思わぬトラブルを呼ぶこともあります。

たとえば、犬が突然走り出したとき…。
リードが長く伸びてしまうと、飼い主が制御する前に車道へ飛び出してしまうこともあるのです。

伸縮リードの危険性

とっさに犬を止められない

特に反射神経が落ちてくるシニア世代では、「あっ!」と思っても反応が遅れてしまうことがあります。

ロックボタンを押し忘れたり、間に合わなかったり…。
そうなると、犬を守ることが難しくなる場面もでてきます。

他の犬や人とのトラブル

リードが長く伸びるせいで、犬同士の距離感がつかみにくくなります。

突然ほかの犬に近づいてしまったり、通行人の足にリードが絡んでしまい転倒…というケースも。
特に小さなお子さんや高齢者にとっては、とても危険です。

飼い主自身のケガ

細いコードが指や足に巻きつくと、摩擦で火傷のようなケガを負うこともあります。見た目より強く引っ張られるので、油断は禁物です。

マナー違反と見られることも

公共の場で犬が遠くまで歩いていると、「コントロールしていない」と誤解されることもあります。
住宅地や公園では、特にトラブルになりやすいので注意しましょう。

我が家のヒヤリ体験談

ヒヤリ!をイメージした写真

うちの犬は少し警戒心が強く、他のわんちゃんに近づかれると緊張して、吠えてしまうことがあります。

そんなある日、散歩中に伸縮リードの犬がいきなり近づいてきたことがありました。
その飼い主さんは慌てて止めようとしてくれたのですが、リードが伸びきってしまって間に合わず…。

うちの犬はびっくりして吠え出し、興奮してしまいました。
幸い双方にケガはなかったものの、「あと少し距離が近かったら」と思うとゾッとしたことがあります。
この経験以来、私はリードの種類を見直すことにしました。

安全なリード選びと使い方

基本は「固定タイプのリード」

日常のお散歩は、長さが変わらないリードのほうが安全。
1.2〜1.5メートルほどのリードなら、犬をコントロールしやすくゆったり歩けます。

伸縮リードは「場所を選ぶ」

使うなら、人や車の少ない広い場所限定で。

河川敷・公園の広場・ドッグランなどで使うのが安心です。できるだけ、住宅街や歩道では使わないほうが無難です。

飼い主が常に主導権を持つ

犬の「自由」と、飼い主の「コントロール不能」はまったく別ものです。
常に犬の動きを見ながら、主導権を握っておきましょう。

シニア世代の飼い主さんに伝えたいこと

犬と散歩している写真

年齢を重ねると、どうしても反射神経や握力が落ちてきます
だからこそ、無理なく扱えるリードを選ぶことが大切です。

伸縮リードは便利ですが、片手操作や急な反応が必要になるため、転倒やケガのリスクが高まります。
固定リードなら、持ち手をしっかり握っていられるので安心です。

お散歩を「怖い時間」にしないためにも、自分の体力や愛犬の性格に合った道具を選びましょう。

まとめ

伸縮リードは便利な反面、危険も多く、使う場所を間違えるとトラブルの原因になります。
街中の散歩では固定リードを使い、愛犬を常にコントロールできる状態にしておくことが大切です。

お散歩は、犬との大切なコミュニケーションの時間。
安全で気持ちのいい散歩を続けるために、もう一度リードの使い方を見直してみませんか。

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