「うちの犬はまだ若いから大丈夫?」1歳から始めた健康診断と私のちいさな後悔

健康&ケア

はじめに

動物病院のネオン看板

「まだまだ若いし元気だから、健康診断はもっとあとでもいいよね」
私は目の前で愛くるしい笑顔を見せてくれる愛犬を前に、そう思って毎日を過ごしていました。

でも、前日まで元気だった愛犬が、まさか突然の病気で7歳という短い生涯を終えてしまうなんて――。

「あのとき血液検査だけでもしていたら…」

そんな後悔が今も胸に残っています。

この記事では、私が現在の愛犬に1歳から健康診断を始めた理由と内容、そして費用の目安をまとめます。
「犬に健康診断は早いのでは?」と迷っている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

先代の愛犬との別れ

先代犬との別れを思い出す虹の橋のイメージ写真  犬の健康を守りたい気持ち

あんなに元気だったのに

先代の愛犬(トイプードル)はとても元気で、病院にかかることもほとんどありませんでした。
獣医さんに会うのは毎年のワクチン接種や、遊びすぎて少し足を痛めたときくらい。

ところが7歳になったある日、とつぜん嘔吐しぐったりと伏せってしまったのです。
急いで動物病院に駆け込みましたが、検査の結果は緊急手術が必要な状態。そのまま大きな病院へ紹介されました。

入院・手術を受けたものの、術後の合併症でわずか1週間ほどで旅立ってしまったのです。

「血液検査だけでもしていたら…」という後悔

病名は「胆嚢粘液嚢腫」たんのうねんえきのうしゅ:(胆嚢にゼリー状の粘液がたまり、胆汁の流れを妨げてしまう病気)
この病気は初期段階では無症状なことが多く、発見が遅れるケースも少なくありません。

もちろん獣医さんは飼い主を責めるようなことは言いませんでした。
でも私は「健康診断さえ受けていたら、もっと早く気づけたのでは…」と自責の念でいっぱいでした。

だから今の愛犬には1歳から健康診断

犬の健康診断をイメージした写真

毎年の健康診断内容

現在の愛犬には、1歳から毎年採血による健康診断を受けさせています。

  • 血液一般検査(白血球・赤血球・血小板など)
     → 感染症・貧血・脱水・血栓症リスクなどを確認。
  • 生化学検査(肝機能・腎機能など)
     → 栄養状態や内臓疾患の有無をチェック。

我が家では毎年3月、フィラリア抗体検査の採血と同じタイミングで健康診断を受けています。
(どうせ採血するなら一緒にやった方が効率的!)

健康診断にかかる費用の目安(2025年春)

実際にかかった費用は以下のとおりです。

  • 診察料:800円
  • フィラリア検査:1,500円
  • 健康診断料(血液検査):6,500円

合計:約8,800円

ここにフィラリア予防薬や狂犬病ワクチンを足すと、春は約5万円ほどかかります。
病院によって費用は違いますが「愛犬の健康を守るための必要経費」だと思っています。

主治医からは「6歳までは採血中心で十分。それ以降はレントゲンやエコーも追加しましょう」とのアドバイスを受けています。

健康診断は“見えない安心保険”

愛犬と飼い主が一緒に過ごす様子 犬の健康管理を大切にする暮らし

毎年異常がなければ「必要ないのでは?」と思うこともあります。
でも、健康診断で「問題なし」と確認できることこそが大切なのだと感じます。

愛犬が健康であるという“見えない安心”は、飼い主にとって大きな支えです。

さいごに:同じ後悔はしてほしくないから

「まだ若いから健康診断は早いかな?」
そう思う飼い主さんも少なくないと思います。

でも、健康診断は病気を早期発見し、治療につなげるための大切な機会です。
人間だって若いうちは検診を軽視しがちですが、年齢を重ねるとその重要性を痛感しますよね。

犬の健康診断も同じです。
「あのとき検査を受けていれば…」と後悔してほしくないからこそ、私は毎年受けさせています。

愛犬の健康を守れるのは、毎日そばにいる飼い主さんだけ。
ぜひ「今からできる健康管理」として、愛犬の健康診断を検討してみませんか。

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