はじめに
朝晩の空気がひんやりしてくると、「そろそろ紅葉散歩の季節だなぁ」と感じますよね。
犬にとっても歩きやすく、飼い主にとっても気分転換になる最高のシーズン到来。
夏の間はアスファルトが熱く、散歩時間を短くしていたご家庭も多いのではないかと思います。
うちのもふもふ愛犬も、真夏は早朝か夜の短いおさんぽが中心でしたが、秋になった途端、歩く距離がぐんと伸びました。落ち葉を踏みながら尻尾を振って歩く姿に、こちらまでおもわず笑顔になってしまいます。
秋の散歩は、愛犬の運動不足解消にも、私たち飼い主のリフレッシュにもぴったり!なのですが、
紅葉シーズンならではの注意点もいくつかあるんです。
紅葉散歩の注意点

紅葉散歩は楽しみが多い反面、以下のような注意点もあります。
足元の危険
紅葉散歩は気持ちがいい反面、落ち葉で足元が滑りやすくなっています。
犬に気を取られていると、飼い主自身が転倒してしまうこともあるので注意が必要です。
実は私も、去年の秋に公園で愛犬と歩いていたとき、ふわっと積もった落ち葉の上でツルッ!と思わずバランスを崩してしまいました。
幸い転ばずに済みましたが、ドキッとしました。
「年を重ねると、ちょっとした油断が危ないな~」と実感した瞬間でした。
特に50代以降は、ねんざや骨折などのケガからの回復に時間がかかりがち。
愛犬のお世話にも支障が出てしまうので、足元への意識を忘れずにいたいですね。
木の実のリスク
秋はどんぐりやイチョウの実、松ぼっくりなど、さまざまな木の実が地面に落ちています。
好奇心旺盛な犬は、それらをクンクンしたり、うっかり口に入れてしまうことがあります。
うちの子はパピーの頃、散歩中に松ぼっくりをパクリ!とくわえてかみ砕いたことがありました。
慌てて取り出しましたが、あの時は本当に焦りました。
なんでも口に入れてしまう子は、拾い食い防止に気を付けたいものですね。
犬が木の実を食べてしまったらどうする?

どれだけ気をつけていても、もし愛犬が木の実を食べてしまったら…。
慌てず、まずは冷静に対応をしましょう。
食べても大丈夫なもの・危険なもの
- 安全なもの:りんごや梨などは少量であれば与えても大丈夫。ただし芯や種は必ず取り除して与えましょう。
- 危険なもの:どんぐり・栗・イチョウの実・トチノキの実などは中毒を起こすおそれがあります。特にイチョウの実は強い中毒症状を引き起こすこともあるため要注意です。
食べてしまった時の対処法
愛犬の様子をよく観察し、嘔吐・下痢・元気がないなどの症状が出たら、すぐに動物病院へ。
元気そうに見えても、念のため獣医師に相談すると安心です。
ご近所のわんちゃんも、散歩中にイチョウの実を食べてしまい、数時間後に嘔吐して病院に駆け込む事態に。
幸い大事には至らなかったのですが、「自然のもの=安全」とは限らないし、もっと気を付けて見ていないと怖いよね…とお話されていました。
紅葉散歩のマナーと安全管理

リード・ハーネスの活用
紅葉の季節は観光客や散歩する人も多く、周囲がにぎやかになります。
他の犬や人とのトラブルを防ぐためにも、必ずリードをつけて歩きましょう。
伸縮リードを使う場合は、長さの調整や扱いに注意が必要です。
また、ルート選びも意外と大切。
木の実が多く落ちている場所や、人通りの多い道は避けて、犬が落ち着いて歩けるコースを選ぶと安心ですね。
周囲への配慮
紅葉スポットや公園では、犬連れでない人も多くいます。
フンの後始末はもちろん、リードを短く持つ、他の人の近くを通るときは間を空けるなど、周囲への思いやりを忘れないようにしましょう。
マナーを守ることが、お互いに気持ちよく散歩を楽しがむ条件ですね。
散歩後のケア

散歩から帰ったら、犬の足や体についた落ち葉や泥をきれいに取り除きましょう。特に毛の長い犬は「ひっつきむし」が絡みついていることも少なくありません。
我が家はもふもふな犬種。すこしでも気を許すと毛に付いた小さな種と一緒に帰宅することになります(笑)。そのため「帰宅後の全身チェック」は欠かさず行っています。
また、散歩中・後には水分補給を忘れずに。飼い主自身も軽くストレッチをすると、足腰の負担軽減や血流改善につながります。50代以降は犬だけでなく、自分の健康も意識することが大切ですね。
まとめ
秋の紅葉散歩は、愛犬との時間を楽しむ絶好の季節。
でも、落ち葉や木の実など、意外なところに危険が潜んでいます。
- 滑りやすい足元に注意
- 木の実の拾い食いはさせない
- マナーと安全管理を忘れずに
私自身、秋の散歩でヒヤッとした経験があるからこそ、こうした注意点をいつも意識しています。
愛犬とのおでかけをより安全により楽しく…。
今年の秋も、紅葉の中のお散歩が良い思い出になりますように!
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