はじめに
秋になると台風のニュースが増えてきますね。
風や雨だけではなく、「停電」や「断水」が起こる可能性も。
そんなときに不安なのは、飼い主だけではありません。突然の暗闇や静けさは、犬にとっても大きなストレス。特にシニア犬や小型犬は、環境の変化に敏感で不安やパニックにも陥りやすいです。
我が家でも以前、台風で数時間ですが停電を経験しました。そのとき、愛犬は落ち着かずに部屋をうろうろ…。
中型犬なので抱っこするというわけにもいかなかったのですが、お気に入りの毛布を掛けてあげたり、ボールを渡すと少しずつ落ち着いてくる様子が。
「犬もいつもと違う環境や雰囲気は不安なんだな~」と感じました。
今回は、そんな経験をもとに停電時でも犬が安心して過ごせる防災対策をまとめます。
停電中に犬に起こりやすいトラブル

水やフードが足りなくなる
停電が長引くと、給水ポンプが止まって水が出ないこともあります。またガスが使えなければ、フードを温めることも難しくなります。
特にふだん手作り食派の飼い主さんは注意しましょう。
☑️準備のポイント
- 飲み水は1〜2日分をペットボトルでストック
- 普段手作りでも、非常時はドライフードや缶詰を用意
- 食べ慣れないフードは、普段から少しずつ混ぜて慣らしておく
少し多めに備えておけば、焦らずに対応できます。
暗闇の不安と環境の変化
突然の真っ暗な部屋は、犬にとってとても不安な状況です。
慣れない暗闇や静けさに、落ち着かずに歩き回ったり、吠えてしまう子もいます。
☑️対策のヒント
- ケージやベッドなど、犬が安心できる“自分の場所”を確保
- 毛布やお気に入りのおもちゃで安心感を
- 普段から、ケージで過ごす練習をしておくと◎
停電時も「いつもの場所」で過ごせるようにしておくと、犬も落ち着きやすくなります。
ストレスや体調の変化
停電が続くと、犬は不安やストレスで体調を崩すこともあります。
震えたり落ち着かなくなったり、食欲がなくなるケースも。
☑️飼い主ができるサポート
- 穏やかに声をかけて安心させる
- 毛布やタオルで包んでぬくもりを感じさせる
- 犬用フェロモン製品や好きな香りを使ってリラックス
普段から愛犬が安心できる「落ち着くルーティン」を見つけておくと良いですね。
停電時にあると助かる防災グッズ

基本の備えセット
- 犬用毛布・タオル・ウェア
- フード・水・おやつ
- ペットシーツ・うんち袋
小型犬やシニア犬は寒さに弱いので、体を包める毛布類は必須。防災バッグにまとめておけば、停電や避難のときにもすぐ取り出せます。
愛犬の写真入りPaws&Prepの防災トートバッグはこちらポータブル電源・懐中電灯など
暗闇の中では、電気があるだけで安心できますよね。スマホの充電や、扇風機・LEDライトの使用に備えておきましょう。
☑️おすすめ準備
- ポータブル電源(小型でもOK)
- 懐中電灯+予備の電池
- ソーラーパネル付き電源なら長期停電にも対応
犬の安心だけでなく、飼い主の心にもゆとりが生まれます。これ大事なことです。
普段からできる防災トレーニング

停電や避難に備えるには、「慣らすこと」が一番です。
☑️日常でできる準備
- ケージや毛布で過ごす習慣をつける
- 犬用ウェアを普段から着せて慣らす
- 防災バッグのにおいや感触に慣れさせておく
また、半年に一度は防災リュックの中身を見直して、フードの賞味期限や水の交換もしておきましょう。
飼い主の健康も、犬の安心の一部
いざという時に冷静に対応できるよう、飼い主自身の体調管理も大切です。
疲れていたりストレスを抱えていると、緊急時の判断が鈍ってしまうことも。
無理のない生活リズムを整え、「自分を守ることが愛犬を守ること」に繋がります。
まとめ
台風や停電はいつ起こるかわかりません。
でも、備えることで犬の不安も自分の不安も減らすことができます。
- 飲水とフードは多めに備蓄
- 暗闇で安心できる場所を用意
- 普段からケージ・毛布・防災グッズに慣らしておく
小さな準備が、いざというときの大きな安心に。まずは今日できることを、少しずつ始めていきましょう。
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