はじめて犬を迎える方へ
犬を迎える準備の中で欠かせないアイテムのひとつ「ベッド」。
子犬は1日の大半を眠って過ごすため、心地よく安全に休めるスペースを整えることはとても大切です。
でも、いざペットショップやネットを見ると「種類が多すぎてどれを選べばいいの?」と迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、はじめて子犬のベッドを選ぶ方に向けて「噛んでも安心」「清潔に使える」をキーワードに、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
子犬にベッドが必要な理由

安心感を与える
子犬にとってベッドは「寝る場所」であると同時に「安心できる自分だけのスペース」です。
特に迎えたばかりの時期は、新しい環境に慣れるまで落ち着かない子も多いので、自分のベッドがあることで安心感を得やすくなります。
体温や関節を守る
フローリングや硬い床で寝ると、関節や体温調節に負担がかかることがあります。ベッドは体を冷えや硬さから守り、健康面でも役立ちます。
柔らかいベッドで、ゆっくりと休めることは成長期の子犬にとって欠かせないものです。
習慣づけがしやすい
なるべく早い段階で「ここは自分のベッドなんだ」と覚えさせると、トイレやハウスのしつけもスムーズになります。またお留守番のときにも、安心して待てる場所となります。
子犬用ベッドに求められる条件

はじめてのベッド選びでは、次の3つが大きなポイントです。
1. 丈夫で噛んでも安心な素材
子犬は歯の生え変わり時期に「なんでも噛みたい!」という欲求が強くなります。柔らかすぎる布やスポンジ素材だと、あっという間に破れて誤飲の危険が…。事故のないよう注意が必要です。
- 丈夫なキャンバス地やデニム地
- ナイロンなど破れにくい素材
がおすすめ。
2. 洗いやすさ
トイレトレーニング中は「粗相してしまった!」なんてことも日常茶飯事。ベッドの洗いやすさも重要なポイントです。
- カバーが取り外して丸洗いできる
- 本体も洗濯機で洗える
- 撥水加工がされている
といった機能をチェックしましょう。
3. 子犬のサイズに合う大きさ
大きすぎるベッドは落ち着かず、小さすぎると窮屈。
「寝転んだときに体全体が収まるサイズ+余裕5〜10cm」が目安です。成長を考えて少し大きめを選ぶのも安心です。
またベッドの形状は、愛犬が丸まって寝るのが好きか、体をのばすのが好きかによって形を選びます。
4. 安全性
- 中綿や詰め物が簡単に出てこない作りのもの
- 角やパーツが尖っていないか
- 洗濯しても型崩れしにくいか
→ 小さな子犬が口にしても安心な構造かを確認しましょう。
子犬におすすめのベッドのタイプ

ここからは、初心者さんでも選びやすい定番のベッドタイプを紹介します。
ドーム型(ハウスタイプ)
屋根つきで囲まれているため、巣穴のような安心感があります。
臆病な子や環境に慣れない子犬にぴったり。寒い時期も保温性が高いのが魅力です。
オープン型(クッションタイプ)
シンプルで使いやすく、掃除や洗濯もしやすいタイプ。
噛み癖のある子や活発な子犬にも扱いやすいですが、冬は冷えないようブランケットを合わせると安心です。
ボルスター型(縁ありタイプ)
周囲にふち(枕のような部分)があるため、体を預けてリラックスできます。
あごのせを好む犬種(トイプードルやダックスなど)に人気。
季節ごとの選び方
春夏用
春・夏は暑さをしのげるような素材がおすすめです。通気性のよいメッシュやリネン素材、接触冷感タイプを選んであげましょう。
秋冬用
寒さが気になるこの時期は、フリースやボア素材で保温性を重視したものを用意してあげましょう。
オールシーズン用
クッション部分は同じでも、カバー素材を変えて長く使えるタイプも便利です。
お手入れのコツ

清潔なベッドは健康維持の基本です。
- 毎日の軽い掃除:毛をコロコロで取る
- 週1回以上の洗濯:洗濯ネットを使うと型崩れしにくい
- 替えカバーを用意してローテーション
特に子犬期は汚しやすいので「洗いやすさ」を最優先にしいつもキレイなベッドにしてあげたいですね。
ベッド選びで注意したいこと
- 装飾品(ボタンやリボンなど)は誤飲の危険あり
- 極端にふわふわなベッドは誤食や窒息のリスク
- 滑り止めがついていると安心
まとめ
子犬にとってベッドは「安心して眠れる居場所」であり、健康や安全にもつながる大切なアイテムです。
愛犬のためのはじめてのベッド選びでは、
- 丈夫で噛んでも安心な素材
- 清潔に保ちやすい構造
- 子犬の体に合ったサイズ
を意識すると失敗しません。
お気に入りのベッドが見つかれば、子犬もすぐに安心してくつろげるようになりますよ。
ぜひ、成長に寄り添える一枚を選んであげてくださいね。
コメント