犬にとってベッドは、ただ寝る場所というだけではありません。
安心して休める「自分だけの居場所」であり、健康を守るためにも大切なものです。
「どんなベッドを選べば気に入ってくれるかな?」「この子にあったベッドってどんなのかな?」
そんなふうに悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、犬用ベッドの種類や選び方のポイントを紹介します。
愛犬にぴったりのベッドを見つけるヒントになればうれしいです。
犬が床で寝るとどうなる?

犬はよく、床でそのまま寝てしまいますよね。
我が家のもふもふ犬も夏は冷たいフローリングが好きで、よくそこでお昼寝しています。
ただ長い時間そのままだと、体が冷えたり硬い床で関節に負担がかからないか、ちょっと心配に…。
特にシニア犬は注意が必要です。
ベッドを使うといい理由
ベッドを使うと、犬にとってもいろいろな良いことがあります。
- 「自分の場所」ができて安心できる
- 柔らかいクッションで体の負担を減らせる
- 冬は冷えにくく、体温を保ちやすい
つまり、ベッドは“快適さ”&“安心感”の両方を与えてくれるアイテムなんですね。
犬用ベッドの主な種類

ドーム型ベッド
まわりが囲まれているタイプ。
犬はもともと巣穴のような場所を好むので、狭い空間が好きな子におすすめです。
寒い季節にもぴったりで、怖がりな犬も落ち着きやすいです。
マット型ベッド
一番オーソドックスなタイプ。
広さがあるので、寝返りをうちたい子や暑がりな子におすすめです。ケージやクレートの中にも入れやすく、使いやすい形なので使いやすいですね。
ボルスター型ベッド
ふちの部分に“まくら”のようなふくらみがあるタイプ。
あごをのせるのが好きな犬に向いています。包まれるような安心感があり、リラックスして寝やすいのが特徴です。
ひんやり(冷却効果)ベッド
暑い季節に使える冷感素材タイプ。
接触冷感生地や冷却ジェル入りなどがあり、夏の熱中症対策にも役立ちます。
犬用ベッドの選び方のポイント

サイズの選び方
体長+余裕を持たせることが大切。体を丸めても伸ばしても余裕がある大きさを選びましょう。
ぴったりすぎると寝返りが打てず、寝づらくなってしまいます。
素材の選び方
季節に合わせて選ぶのがコツ。
夏は通気性がよく、冬は保温性のある素材を選んであげましょう。カバーを外して洗えるタイプだと、清潔を保ちやすいのでおすすめです。
ライフステージ別おすすめベッド
犬のライフステージも考慮することが大事です。
- 子犬:元気いっぱいでなんでも噛みたい時期。破れにくくて丈夫な素材が安心です。
- 成犬:よく動き、体も安定している時期。ゆったりサイズで寝返りができるタイプがおすすめ。
- シニア犬:関節や腰に負担がかかりやすいので、低反発や高反発素材がおすすめ。高さが低く出入りしやすいものが、シニア犬にとっては使いやすいです。
犬用ベッドの洗いやすさ
犬のベッドは毛やニオイがつきやすいもの。
カバーが外せるタイプや、丸洗いできるタイプが便利です。週に1回はカバーを洗い、定期的にベッド本体も日干しして清潔にしておきましょう。
我が家の愛犬が選んだベッド(体験談)

うちの子は現在4歳。
子犬のころにドーム型を買ったのですが、なぜか中には入らずに、ドーム部分をつぶしてその上で寝ていました…(笑)以前の子はドーム型にこもるのがお気に入りだったんですが。
今の愛犬はどうやら「囲まれる感じ」が苦手なようです。
そして今はマット型ベッドを愛用中。季節によって素材を変えてあげると、気持ちよさそうに寝ています。
実際に使ってみると、犬によって好みがぜんぜん違うことがわかりますね。
犬のタイプ別おすすめベッド
小型犬向け
包まれるような小さめサイズが安心。
ドーム型やボルスター型が人気です。
大型犬向け
しっかりした厚みがある高反発タイプを選びましょう。
体をしっかり支え、沈み込みにくいものが理想です。
シニア犬向け
足腰の弱い犬には、段差が少なく、出入りがしやすい形が◎。
柔らかすぎると立ち上がりにくいので、少し硬めの素材が使いやすいです。
まとめ
犬のベッドは、快適さと安心を与える大切なアイテムです。
サイズや素材・形をしっかり選べば、毎日の眠りがもっと心地よくなります。
愛犬が「やっぱりここがいちばん落ち着く~」と思えるようなベッドを見つけてあげてくださいね。
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