はじめに
災害時に避難所で犬と過ごすとき、多くの飼い主さんが気になるのは「周囲に迷惑をかけないか」ということです。
特に気になるのは犬の体臭やトイレのニオイ、抜け毛。普段は気にならない程度でも、限られた空間で多くの人と生活する避難所では、ちょっとしたことがトラブルにつながることもあります。
私自身も「犬のニオイや毛で迷惑に思われないかな…」と心配で、避難用バッグには消臭グッズや掃除用品を入れています。
この記事では、避難所で犬と安心して過ごすためのニオイ・抜け毛対策を具体的にご紹介します。
犬のニオイ対策

定期的なお手入れ
災害時はシャンプーが難しいため、日頃からこまめなケアが大切です。
- 犬用ボディシート(無香料・大判タイプがおすすめ)
- 耳や足裏などニオイのこもりやすい部分を重点的に拭く
- 避難バッグに数パック入れ、密閉保存しておく
私も愛犬用のアルコール不使用ウェットシートを常備しており、散歩帰りやニオイが気になるときにサッと使えるようにしています。
トイレのニオイを防ぐ
避難所での排泄物の処理は特に重要です。
- 消臭袋(BOSなど防臭効果のある袋) にペットシーツを入れる
- 臭い漏れを防ぐため、ジッパー付き袋と二重にすると安心
- 小型の蓋付きゴミ箱やバケツを持参できるとさらに快適
消臭袋は100均などでも売っていますが、長時間保管する場合におすすめなのが「PP食パン袋」
この袋にいれておくと、排泄物のニオイを漏らさず重宝します。「PP食パン袋」は透明なので、長時間保管する場合は、色付きの袋やペーパーに包んでおくと見た目も気になりません。
消臭グッズを活用
スプレーや芳香剤は周囲の人がアレルギーを持っている可能性があるので注意。
犬用消臭スプレーや炭タイプの消臭剤 なら安心して使えます。
抜け毛対策

毛をまき散らさない工夫
犬の毛はどうしても飛び散ってしまいます。特にダブルコートのワンちゃんは要注意です。
- ケージにタオルやブランケットを敷くと毛がまとまりやすい
- 交換用タオルを数枚用意し、洗えない時ははたいて毛を落とす
- 周囲に人がいるときは服を着せる
コロコロ(粘着クリーナー)は必需品
避難バッグに入れておくと便利なグッズです。
- 自分の服についた毛をすぐに取れる
- 周囲の人への配慮にもなる
私も携帯用コロコロを常備し、避難所内で毛が付いたらすぐ処理できるようにしています。
日頃から抜け毛を減らす
- 定期的なブラッシング
- 換毛期は特に丁寧に
お手入れを習慣化しておくことで、避難所でも快適に過ごせますね。
周囲への気配りが安心につながる

避難所では多くの人がストレスを抱えています。犬のニオイや毛に敏感な方もいるため、少しの配慮でトラブルを防ぎ、安心して過ごせます。
- 「毛が気になったら遠慮なく言ってくださいね」と声をかける
- 自分から掃除や整理整頓を心がける
- 犬の居場所を清潔に保ち、なるべく迷惑をかけないようにする
このちょっとした心配りが、飼い主自身の安心にもつながります。
まとめ
避難所で犬と暮らす際のニオイ・抜け毛対策のポイントは以下の通りです。
- 日頃からのお手入れと準備で、ニオイや毛のトラブルを減らす
- 消臭袋やコロコロなど、便利グッズを避難バッグに入れておく
- 周囲の人への配慮が、自分の安心にもつながる
「犬連れで迷惑をかけるのでは…」と心配な飼い主さんでも、少しの工夫で周囲と気持ちよく過ごせます。もちろん災害は予測できませんが、愛犬と安心して避難所生活を送れるよう今日から準備を始めてみませんか。
※犬連れで避難する際は、ニオイや抜け毛対策に加えて、日頃からの健康管理や情報整理も大切です。こちらの記事も参考にしてみてください!
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